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統計検定2級合格へのロードマップ

  1. 統計検定2級のレベル
  2. HPから再確認
  3. 実務では使えるか?
  4. どのくらい勉強した?
  5. まずやったこと
  6. 代表的な参考書を通読してみる。
  7. 写経のやりかた
  8. 過去問を解いてみる
  9. 再び参考書に戻り、通読する
  10. 単元ごとに学習する

統計検定2級のレベル

HPから再確認

まずは統計検定の公式ホームページから、統計検定2級がどのくらいの」レベルなのかを確認してみたいと思います。

大学基礎課程(1・2年次学部共通)で習得すべきことについて検定を行います。

(1)現状についての問題の発見、その解決のためのデータの収集
(2)仮説の構築と検証を行える統計力
(3)新知見獲得の契機を見出すという統計的問題解決力
について試験します。

具体的な内容

統計検定2級の出題範囲は、統計検定3・4級の内容に加え、以下の内容を含みます。1変数データ(中心傾向の指標、散らばりの指標、中心と散らばりの活用、時系列データの処理)
2変数以上のデータ(散布図と相関、カテゴリカルデータの解析、単回帰と予測)
推測のためのデータ収集法(観察研究と実験研究、各種の標本調査法、フィッシャーの3原則)
確率(統計的推測の基礎となる確率、ベイズの定理)
確率分布(各種の確率分布とその平均・分散)
標本分布(標本平均・標本比率の分布、二項分布の正規近似、t分布・カイ二乗分布、F分布)
推定(推定量の一致性・不偏性、区間推定、母平均・母比率・母分散の区間推定)
仮説検定(p値、2種類の過誤、母平均・母比率・母分散の検定[1標本、2標本])
カイ二乗検定(適合度検定、独立性の検定)
線形モデル(回帰分析、実験計画)

統計検定2級|統計検定:Japan Statistical Society Certificate

「具体的な内容」に記載のとおり、統計学のいろんな手法や考え方に」触れられており、初学者にとってはとっつきにくい内容になっているかと思います。
大学1、2年程度とはいえ、大学で授業を受けて単位を取る程度では合格が難しいと思います。
なぜなら、「内容を理解して、応用する力が問われる」からです。
私の体感から、これは言えると思います。

過去問が解けるようになっても、本番では、数値を少し変えた問題も一定の割合含まれますが、半分くらいは、「自分で原則に立ち戻り考える」
ことが必要な問題ばかりです。
習う内容自体は、大学1、2年程度ですが、実際に自分で問題に対応する力をつけるためには、期末テスト合格レベルでは立ち向かうのは難しいと思います。(もちろん大学にもよるとは思うんですがね・・・)

実務では使えるか?

当方メーカー勤務ですが、t検定や、データを読むレベルでは、「十分使える」と思います。
実際に、現場でもt検定は使われていますし、製品の試験の評価に使ったこともあります。統計を用いた一定の評価にはこのレベルを理解していることが望ましいと考えています。
統計検定2級で扱う内容は、Excelの分析ツールを用いて実行できますので、理解をしておいて損はないと思います。

また、製品評価の根拠のよりどころになると思っています。もちろん多角的な側面からの評価は必要だとは思います。(定性的な部分で)しかし、
対外的に評価をしてもらうという観点からいえば、統計的手法で、製品の有効性を担保しているという事実は、適切に使えれば強いと思います。例えば、医薬品医療機器のような、国からの承認・認証が必要な製品においては、評価をした結果を示す必要がありますが、これを統計で担保していることがほとんどです。米国FDAでも同様です。

私が統計を勉強しようと考えたきっかけは、この「客観的な根拠」を示すということの重要性を、仕事を通じて感じたからです・・・
“なんとなく強度が強くなった”とか、”数回はかった平均が改善前よりも向上していた”とか、よりも、”統計的に有意だった”ことのほうが、みんな安心できませんか?
もちろん、使い方を誤れば、”数字のマジックだろ”なんて言われるような結果になってしまうかもしれませんが、それがないようにこの統計検定を活用するとよいのでは、、と思います。

どのくらい勉強した?

もちろん皆さんのバックグラウンドにもよるのですが、私の話をしますと、
理系大学院を修了した時点で、統計学への理解は”ほぼ0”でした。
具体的にいうと・・
・大学で授業を受講したことはない(必修には含まれていない)
・活用実績は、なんちゃってt検定(Excelで手順を覚えているだけ)
・P値は、0.05未満だったらうれしい、意味はよくわからない。
こんな感じです・・お恥ずかしい・・・

教授のチェックが入っているとはいえ、これで学会発表やデータ処理を行っていたというのはほんとに恥ずかしいです。ツールなのだから使えればよいとは思いつつ、統計学の理解は浅かったですね。正直、標準偏差の計算方法も知りませんでした・・・

こんな私がどのくらい勉強したかというと、
280時間  です・・・・

280時間って、結構やってませんか・・・?なんて人によって感じ方が違うと思うのですが、正直、仕事終わりに毎日カフェに行ったり、土日は勉強に費やしたりと、結構大変でした・・・・

当時、仕事も上司がパワハラ気味で、周りの先輩や後輩がどんどん離職していった時期でもあり、自分のレベルに合わない仕事が降りかかってきているものの、上司の要求は激しく、毎日叱責されることばかり、
そんな疲弊した毎日に、この統計が「癒し」になっていたことは、いうまでもないです・・・

なんで勉強が癒しになっていたかというと、「成長の実感」があるものだったからなんですね・・・・
ほら、仕事だと怒られてばかりで、自分を責めるばっかりで、負のループに入ること、体験されたことはないですか?
だからこそ、「自分で決めた課題に取り組んで、成長を感じられる」ことに取り組んで、自分を保っていました・・・・

なんてことはいいんですけど、とにかく、ほぼゼロからのスタートだと、結構大変です。数学もあんまり得意ではなく、数IIIは習っていたものの、統計の学習の過程で、微分積分を結構復習しました・・・
これはもう、青チャートとかそういう問題集も見てましたね・・・・

まずやったこと

代表的な参考書を通読してみる。

これはだいぶ効きました。
私は、勉強を始めると、なぜなぜ期に入ってしまうので、公式を覚えるみたいなのが苦手なんですね・・・だから、入門書を読み込み、写経することから始めました。(とはいっても、完全に根本を理解するのは結構不可能ですので、少し深堀した程度ですが)

使った参考書はいわゆる赤本、東大出版の入門統計学です。

写経のやりかた

やり方は簡単です。
そこに書いてあることが何なのかを理解するのです。。。
①章ごとに、いったん通読する
②ワカランので、頭から意味を取っていく
③数式が出てきたら、とりあえずノートに書いてみて、その文字が意味することを考える。

例えば、分散の式ですよ、あれって、平均から、各値を引いたときの差を二乗している計算を含んでいるんですが、それを自分でできるようにするんですよ、、文字に数字を入れてみて、どんな計算結果になるのか?
数値がどう変わると、分散はどう変わるのか?
極端な値(0とか)を代入するとどうなるのか?

そんなん高校数学でやってたよん って方はそれです・・!
私はこれに気づくまでに時間がかかったのですが、結論を急がないでください、、、一から、参考書に書いてあることの意味を取っていってください・・・焦らないで・・・

過去問を解いてみる

参考書の通読で得た知識を使って、問題を解いてみましょう。
私は歯が立ちませんでしたが、わからなかったら、答えを見ましょう。
答えを見たら、わからないところが出てくるはずです・・・
そこにある単語が、参考書でどのように解説されているかをよーーく確認してみましょう!
どんな勉強でも同じとは思うのですが、解説の意味が分からないとき、大体、基本的な用語の定義がおろそかになっていることが大半です。
むずかしいテクニックとかは必要ありません。そこに書いてあるままを理解しようとするのです・・・

再び参考書に戻り、通読する

同じ単元を一周りしたら、再度参考書に戻ってみましょう。
そして同じように通読するのです・・・・
理解できる箇所は飛ばさず、意味を取れるか確認しましょう・・・
わからないところは、写経しましょう・・・
私は、ぶつぶつ念仏を唱えるように、声に出して書いてました・・・

単元ごとに学習する

過去問を一気にやってしまうと、単元ごとに学んだことを忘れてしまうので、私は関連する問題のみ、まとめて解くようにしていました。

過去問を一気に解いてみようか

一通り学習したら、年度ごとに解く

一通り学習が完了したと思ったら、年度ごとに問題を通しで解いてみましょう。
公式の過去問は、後ろに行くほど難しくなるようになっているような気がしますので、最初は勢いに乗って解いてみましょう・・・
この時、時間は気にせず、一問ずつ集中していってみましょう・・・

過去問は別に、「何回ときましょう」とか目安はありません。

過去問何周したかなんて、関係ありません。解けなかった問題は何回もやります・・・
でもそうするとだんだん解けた問題を忘れていきます・・・だからたまにもう一度解いてみましょう・・・

受験してみよう

近くの受験場で

受験できる場所ですが、公式のページから受験予約サイトへ飛ぶことができます。
統計検定2級 | 統計検定 | Odyssey CBT | オデッセイ コミュニケーションズ

受験しやすい場所を選択することが重要です・・・
パソコン教室がうるさい場所・・・寒い場所・・暑い場所・・・
古い場所・・・いろいろあるのですが、可能であれば個人的にはオデッセイコミュニケーションズが運営している会場がおススメです。

試験問題は非公開

試験問題については、外部に漏らすことは禁止されているので、
わからなかった問題を記憶するくらいしか復習する術はありません・・
もし残念な結果だったら、すぐに過去問を見直して似ている問題にしるしをつけておくことをお勧めします。
きもち、CBT(本番)のほうが難しい気がします。。。
緊張とかもあるかもしれませんが、落ち着いていつも通り臨みましょう・・・

取得して役にたったこと

転職で評価された

私自身、統計検定準1級まで取得していますが、転職面接時のアピールポイントに活用することができました。
やっぱり客観的な評価を得るためには、資格というものはいいですね。
実務ができることとはまた別かもしれませんが、、、

今、お勧めな資格

統計検定は、私が受験した時よりも知名度が格段に上がっています。
取得者も増えていることとは思いますが、実務でも統計に触れる場面はどの業界でも増えてくるのではないでしょうか。
AIの発展により、人間の出番が減ってくるのではないか・・・と思う部分もありますが、結局判断をするのは人間なので、ぶれない判断基準を持つためにも、統計を武器とできるよう、勉強するのはいいかとおもいました。

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